安直なデジタルカメラ顕微鏡撮影用アダプター

デジタルカメラを用いての顕微鏡撮影は、一番安直には接眼レンズにデジタルカメラのレンズを押しつけて行えば良いのだけれど、ある程度の数をとったり、また、なるべく全視野を取りたいとなると市販のアダプターを用いたり、少しばかりコストをかける必要がある。ここでは、その中で、おそらくはもっとも安直な方法を説明する。ただし、デジタルカメラとしてはニコンの口径28mmのフィルターネジが切ってあるものであることが前提である。

用意する物は、デジタルカメラの他にケンコーのフィールドスコープアダプター、そして、ニコンのできれば1世代(以上)前の接眼レンズである。

左がケンコーのアダプター、右がニコンの接眼レンズである。ケンコーのアダプターは本来はローレットのついたネジがついているのだけれど、ここでは2mmの六角レンチ用のネジに変えている。これは、ケンコーのアダプターを鞄に入れて持ち歩いているうちに、オリジナルのネジがおれてしまったためである(^_^;)。ニコンの接眼レンズはハイアイポイント仕様なのでデジタルカメラレンズとの相性がよい。また、差し込みがJIS規格に準拠しているのでそのあたりの顕微鏡にも差し込める。接眼目当てのゴムがついているのだけれど、ここでは、それを外してしまっている。本来は接眼目当てのゴムが入っていた溝があるのだが、ここにケンコーのアダプターのネジが丁度はまりこむ。アダプターの中心と接眼レンズの光軸が揃うように3つのネジを調整してアダプターを接眼レンズに取り付ける。

これで、準備は完了である。あとは、これをカメラに取り付ける

そして、顕微鏡の鏡筒に差し込めばOKである。

この方法は鏡筒が斜めになっていると重力でカメラが回るとか、鏡筒の締めが緩いと重みでピントがずれるとか、欠点がないこともないが、それを越えて安直な方法であり、出先に持っていった顕微鏡で撮影をしたいときなどにも有効な手法である。

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