2次元干渉色図表

ここ数日、干渉色図表を作って遊んでいるうちに、干渉色図表の横軸がどうにかならないものかと思い始めた。通常の干渉色図表は

というような形態で、縦軸はリタデーション、横軸は、一応は厚さが振ってあるけれども、横軸方向に色合いが変化しない野からも明らかなように、これは変数としての値ではなく、単に、複屈折値に応じて図内に示された斜線と干渉色の混ざるあたりの下をみれば厚みが分かるといった目盛りでしかない。

もちろん、これでも充分に便利なのだけれど、素直に考えれば、横軸が複屈折値で縦軸が厚さといったグラフがあってしかるべきだと思う。そこで、作ってみたのが

である。これなら、ある干渉色を観察したときに、厚みが分かっていれば、そのまま複屈折が拾えるし、その逆も可能である。もはや、旧来の干渉色図表の斜線に、自分の必要としている値があるかを気にしなくてもすむのだ。

これまで、こんな干渉色図表がなかったのは、コンピュータの助けなしに作り出すのが困難だったからではないかと思う。どうやら、私たちは、新しい道具尾を手に入れていながら、それによって何が可能になったかを真剣に考えずにいたのかもしれない。このバリエーションとして2次元異常干渉色図表(横軸に複屈折のアッベ数に相当する物を入れた干渉色図表)なども考えられる(のだけれど、アッベ数から一意的に分散曲線を決められないので、それをどうするのかがめんどくさそうで先に進んでいない)。

さて、この干渉色図表であるが、jpeg形式でのっているので、このWebを見ている方は、そのままお手元のコンピュータに画像ファイルが取り込まれているはずだ。あとは、手元のプリンターでそれを打ち出してもよいけれども、そのjpeg画像を、ネットプリントを引き受けてくれるラボに送りつければ(何しろ、ラボではそれが、写真であるか、このような画像であるかの区別はなくjpeg画像なら何でもプリントしてくれるのだ)印画紙に鮮やかな2次元干渉色座標が出来上がってくる。お手元に1枚持っていてはいかがだろうか。

図は、他の干渉色図表と同様に、prg5.exeで画面に書き出した中をキャプチャーして、グラフィックスソフトで文字を書き込んでいる。prg5.exeの動作には本体の他に、cie.csvls.csvflat.csvが必要である。flat.csvは屈折率分散データであるが、基本的に、複屈折が異なる物質では、分散も異なるはずなので、データとして入れる意味があまりなさそうなので、一応、対応可能としながら、フラットなファイルを読み込ませている。

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