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新博士コース概要

目標と理念/コースの流れ

新博士コースの目標と理念

我が国の科学技術を真にリードできる博士号を持った人材に要求されるのは、社会性・有用性・事業性などのグローバルな観点から「何を研究したらよいのか」を設定できる、研究の「マーケティングリサーチ力」のある人材である。この目標を達成するために、所属研究室において学位論文作成のための世界トップレベルの専門的研究に従事させるのと並行して、①研究成果が事業化されるまでの手法とプロセスを身につける講義と演習、②国際的なコミュニケーション力をつけるための小人数によるコミュニケーションスキル演習、③材料工学の基礎を横断的に学ぶ一連の新設講義、④国内外インターンシップ、⑤海外留学を履修可能科目に設定し、個々の学生の適正と将来のキャリアパスを見据えた学習プログラムを用意して科学のコミュニティーばかりでなく社会の中のglobalな視野に立って研究の問題設定ができる人材の育成を目指す。具体的には優れた博士論文を完成することはもちろんのこと、自分の研究成果やその事業化計画を英語で議論できる能力を持つ人材の育成が目標である。

新博士コースの流れ

  1. 履修資格者は材料系G-COEを構成している4専攻、すなわち大岡山キャンパス(大学院理工学研究科の材料工学専攻または有機・高分子物質専攻)、あるいは、すずかけ台キャンパス(大学院総合理工学研究科の物質科学創造専攻または材料物理科学専攻)修士課程に入学した後、それぞれのG-COE博士一貫コースへの進学が認められる必要がある。希望者には書面審査と面接審査が課せられ、これらに合格すると進学が認められる。
  2. 履修者にはRA(年額100万円程度)が支給される。また学年進行に伴い、特に優秀と認められて審査に合格した者にはRA年額200万円程度を支給する。審査方法は(6-4)項を参照すること。
  3. 履修が認められたものは所属専攻における修士、博士の修了要件を満たすとともに所属する所定のカリキュラムを履修する必要がある。