WWW を検索 サイト内を検索

トップページ > はじめに

はじめに

あなたはいくつ 高分子 の名前をあげることができますか?

「えぇと、確かポリエチレンは高分子だったよな・・・?」
そうですね。プラスチックやゴムが高分子だということは知っていても、具体的な名前となるとすぐには思い浮かばないかもしれません。

では、質問を変えましょう。

あなたの身の回りで高分子だと思うものを持ってきて下さい。

これなら簡単でしょう。現代の日常生活は高分子で満ちあふれています。衣類、生活用具、自動車、工業製品、etc・・・。
生まれてから高分子のお世話にならない人はいません。ヘアケア商品のテレビコマーシャルでも「UHMシリコン配合の・・・」などといっています。(UHM: Ultra-High Molecular-weight, 超高分子量)
高分子という言葉自体、現代の常識となっています。

では、最後の質問です。

今、急にこの世から高分子がなくなってしまったらどうしますか?

パニックになると思ったあなた。それは間違いです。パニックなどになるはずがありません。
高分子のカタマリであるニンゲンもいなくなってしまうのですから。高分子には、天然にある天然高分子(あなたもこの仲間)と人工の合成高分子や、有機物でできている有機高分子と無機化合物の塊の無機高分子など、いろいろな分類法がありますが、分子量が大きい化合物はすべて高分子といえます(高分子の定義)。