東京工業大学 物質理工学院 応用化学系(旧・工学部高分子工学科)小西研究室

光と新しいπ電子系分子が

織りなす美しいハーモニー

お知らせ

  • 2016/8/15

    佐々木君の論文がアメリカ化学会のCutting-Edge Chemistryで紹介されました。

  • 2016/7/13

    佐々木君の論文がJACSに掲載されました。

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小西研のホームページへようこそ!

小西研は、2006年に縮合系高分子の合成をメインテーマに掲げた研究室として発足しました。

そして、研究を深化させる中で、高分子の構造と物性にも大きく手を拡げ、合成・物性・機能が一体となった高分子科学を追究する体制に発展しました。この方向性は、高分子科学研究の世界的拠点である東工大の先生方とのコラボレーションから自然と生まれたものです。その中で数々のブレークスルーを経験しました。

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2012年頃からは、過去6年の成果をもとに、高分子の合成法の革新ではなく、新しいπ共役系分子や高分子を使って「光を操る、つくる、光を使ってエネルギー物質変換する」という、機能を意識したテーマに取り組んでいます。もはや、高分子と低分子の区別はなくなっています。ただし、研究概要で紹介するように、高分子を研究しているからこそ発見できたπ共役系分子の新現象や機能が多数あり、やはり、高分子は我々のオリジナルなアイディアの源ですから、これからも続けます。

研究内容は研究概要で紹介しますが、テーマの進捗によって基礎研究と目的研究が混在しています。
基礎研究は、π共役系分子の励起状態の構造と性質を理解することからはじめ、新しい機能(発光、触媒、反応開発など)の発見を目指しています。励起状態は、短寿命であり、遷移状態はもちろん中間体を捕捉することも難しいため、分子はなかなか真の姿をみせてくれません。登山に例えるならば、1つの山が見えたと思ったら、その先にもっと高い山があったりします。とにかく、未踏の山がたくさんあります。そこに山があるから挑戦するのです。将来的には、欲しい物性を得るためのデザインが簡単にできるようになることを目指していますが、そんな中で予想外の結果(セレンディピティ)にでくわすことも多く、これもまた研究の醍醐味です。

目的研究は、基礎研究で得られた成果を、社会的に重要な課題の解決へと発展させたものです。国内外の研究室とのコラボレーションを重視しています。具体的には、有機EL、高分子光学フィルム、液晶材料、光触媒、バイオイメージング(病気の診断、癌、脂質ラフト、アルツハイマー病、筋萎縮性側索硬化症(ALS)など)、内視鏡開発、ソフトマターの構造解析、創薬など光を必要とするあらゆる分野に拡がっています。生命科学への応用例が多いのは、PIの小西が、医学部生理学教室の助手を経験していたことの影響です。

私たちは大学の研究らしく、研究者の自由な発想を重視します。これまでに社会を大きく変革する発明をした(企業)研究者と交流する機会がたくさんありました。その中で、イノベーションができる人材とは、真に新しいことに対して情熱的に、そして集中して取り組める人であって、近視眼的なテーマや企業のシステムにどっぷりつかる必要はないということを教えてもらいました。学生時代に、小さくてもいいので成功体験(ブレークスルーした時の感動)を味わったことのある研究者は、どんなテーマ、状況であっても壁を乗り越えるコツを知っているので、強いのです。研究室の学生さんには、発見のときめきを味わってもらいたいと思います。

このような基礎研究重視のアプローチですが、得られた成果を生かそうという気持ち(工学的センス)があると、自然と応用の世界に足を踏み入れることになります。これまでに、国家プロジェクトを含め、環境負荷低減(グリーンサスティナブルケミストリー)、元素戦略(希少元素代替)、および分子イメージングを実現する開発に参画してきました。中には、実用化されたものもあり、現在も、世界を変えるイノベーションを夢見て、挑戦が続いています。

私たちと一緒に、新しい高分子やπ共役系分子を創製し、光の新しい世界を切り拓きませんか?

お問い合わせ

小西研究室
〒152-8552 目黒区大岡山2-12-1-H-134
本館261号室(小西)、264号室(学生室)
e-mail: konishi.g.aa[@]m.titech.ac.jp
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