高分子科学講座

高分子構造分野  古 屋 研究室

 高分子化合物は、単量体の化合物とその組み合わせの多様性から、ほぼ無数に存在する可能性を持っていて、分子鎖の個性に基づく固有の機能を発現します。分子鎖の個性は、分子鎖一本の固有の性質と、分子が集合し相互作用した結果現れる性質に分けることができ、種々の興味深い物理現象は分子鎖一本の性質と分子間相互作用の観点から説明されます。

 我々の研究室では、各種測定方法(NMRなどの分光学的手法)とコンピュータによる分子シミュレーションにより、高分子鎖の溶液、液晶、及び溶融状態における構造と物性について分子論的に解釈しようと努力しています。テーマは以下の通りです。

 1.非摂動状態における高分子鎖のコンホメーション解析
 2.高分子液晶の熱力学と分子構造
 3.ポリペプチドの二次構造転移機構の分子論的解釈と機能性
 4.高分子鎖の結晶化過程と構造変化
 5.分子動力学シミュレーションによるアモルファス高分子のダイナミクス